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核なき世界、喜べない被爆国

米国オバマ大統領がノーベル平和賞を受賞した。
就任して1年にも満たない首脳への授賞は異例だ。

多国間外交、核なき世界、気候変動問題でオバマ大統領は
国際政治の新しい状況を生み出したことが評価され、
国際平和や地球環境などの問題に対話と協調を行動原則として
取り組む意志を明確に表明したことが受賞の理由である。

米国の一国主義から国際協調を重視する外交に変えると
大統領自ら名言したことについては評価されるべきであるが、
現時点でオバマ大統領はまだ世界の平和のために
何も達成していないし、将来達成できるかどうかも疑問だ。

ノーベル平和賞の受賞は時期尚早ではないかという意見もあり、
特に反米の国や勢力からは批判が相次いでいる。
受賞により自爆テロを助長する動きが出た場合、
軍事行動などの厳しい対応を迫られる際の足かせとなる可能性もある。

賞の権威が下がるかいなかはオバマ大統領の双肩に掛かっている。

日本国民にとって重大な問題は、
日米安保体制下における核抑止力の問題だ。
国際的な合意にも世界の流れにも逆行した北朝鮮の行動には
米国の核の傘が日本には必要である。
被爆国政府に根付く抑止への強烈な信仰心と米国依存が
『変革』の波にあらがい核廃絶の道程に立ちふさがる。
変化を押しとどめる被爆国政府の態度は異様さが浮きたつばかりだ。

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