ストーリー
 
 

 就職活動中の大学生・玄野(二宮和也)は、地下鉄のホームで幼馴染の加藤(松山ケンイチ)を見かける。正義感の強い加藤は、線路上に転落した酔っ払いを助けようとするが、手を貸した玄野と共に、進入してきた電車に轢かれてしまう。次の瞬間2人は見慣れぬマンションの一室にいた。その部屋では、リビングの中央にGANTZ<ガンツ>と呼ばれる大きな黒い球体が異様な存在感を誇り、鈴木(田口トモロヲ)らがそれを取り囲んでいた。状況が掴めない玄野たちの前に、突然、輪切りになった人間が転送されてくる。次第に姿を現すと、それは裸の女性・岸本(夏菜)だった。玄野と加藤も同じように転送されてこの部屋にたどり着いたようだ。

 外に出ることができないその部屋で、ガンツは彼らに元の世界に戻るためのミッションを与える。それは"星人と戦い、殺すこと"。戸惑う彼らは、与えられたスーツと武器を手に、"星人"との戦いの場へと転送される。ガンツとは一体何なのか…。果たしてこれは現実なのか…。星人とは…。

 全てが謎のまま、彼らはガンツに指示された異形の星人と対峙する。何人もの仲間たちが簡単に惨殺されていくなか、使い方の分からない武器と、超人的なパワーを発揮させるスーツを駆使しながら、何とか戦いを続ける玄野たち。戦い慣れしている高校生・西(本郷奏多)に助けられ異形の星人を倒すことに成功する。戦いを終えると再びマンションの一室に戻され、ガンツによる採点が行われた。どうやら星人を倒すことによって得点をあたえられるらしい。そして、得点を重ね"100てん"になると、この世界から解放されるか、好きな人を生き返らせることができることを知らされる。

 "星人"を倒したことで元の世界に一時的に戻された"死んだはずの人々"。玄野は大学では相変わらず存在感の全くない男。しかし、玄野に好意を寄せる多恵(吉高由里子)だけは、玄野の微妙な変化に気づく。弟の元に戻った加藤は、たった1人の家族である弟のためにも生きてガンツの世界から解放されることを誓う。

 "100てん"を取るまで終わらない戦いの連鎖。
いつ呼び戻されるのか分からないまま元の世界での生活を続ける"死んだはずの人々"。そして、彼らは再びガンツの世界に呼び戻される。

 戦いに目覚め、ガンツの世界に自分の居場所を見つけ始める玄野と、暴力に支配された世界を嫌悪し、戦いを否定しながらも生き抜こうとする加藤。生と死を実感しながら、その不条理な世界で逃れられない戦いは苛烈を極めていく―――。